「トイレットペーパーの芯、大放出!」
「スマホの中でオープン!」
こんな見出しのチラシが12月の半ばに中日新聞と北海道新聞の購読世帯に届きました。
これは何かと言うと「メルカリ」のチラシです。
メルカリご存知ですよね?
以前はYahoo!のオークションが中古品の売買としては有名でしたが、
ここ数年メルカリの勢いがすごいです。
Yahoo!のオークションと異なりメルカリは少し手間が省けるんですよね。
やり取りも簡単だし、スマホでパパッと出品ができる、
そして何より期日を待たなくてもすぐに決まると言うスピード感が
若者層に好まれているのではないでしょうか。
ただ一方まだまだYahoo!オークションの方が圧倒的に利用者が多いのが現実。
そこでメルカリは特に40代以上の層を獲得するために新聞の折り込みチラシで宣伝をしました。
メルカリはネット上のツールなのに新聞の折り込みチラシというアナログ集客です。
あれ?市場が違うのではないの?と思われましたか?
いえいえこれが真っ当なマーケティングなわけです。
なぜならメルカリが今後利用してほしいと思っている層は40代以上。
ならバブル世代生きてきたスーパーハイテンションな女子たちは、
高いブランド物をたくさん所有しているわけなのです。
そういった値段の高いものを流通させることにより、
メルカリの売り上げがドーンっと上がるわけです。
メルカリは確か1割の手数料を取ってますよね。
メルカリは昨年、前年度比1.68%の増収益でした。
さらに市場規模を拡大するためにこういった戦略をとっているわけです。
ここから見てとれること…
それはあなたのお客さんはどこにいますか?と言うことです。
実際私もネットマーケティングを教えている身ですが、
1番集客が成功しているのは地元の新聞情報紙への掲載です。
ネットを使えないから、ネットを使わないから、
紙面を読むわけです。
この層に集客のポイントを当ててから、
ほぼ1掲載あたり100万円単位の売り上げを上げています。
自分の商品サービスが欲しい人、必要とする人がどこにいるのか?
をきちんと把握してみてくださいね。
それではまた。